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オールナイト上映でさらに少年ハリウッドを味わうために~ 6/22舟を編むトークショーの黒柳監督のお話から~

はじめに

 超絶面白いTVアニメ「少年ハリウッド」の1期・2期それぞれオールナイト上映があるよ!

 日時は、1期(第1話~第13話)が2018年8月17日(金) の23:00から、2期が2018年8月24日(金)の23:00からとなっています。どちらも開場は22時予定。

 もし、少年ハリウッドをご覧になったことがない奇跡的に本エントリーにたどり着いた方で、ご興味があれば、この機会にお気軽にどうぞ。1期の日程に都合が合わなくても、2期だけでも充分楽しめるよ。既に作品の面白さを知っている方で、オールナイトを初めて知った皆様には、上映前に、原作者の橋口いくよ先生と、キングレコードの林玄規Pのトークショーがある事を宣伝します。

 特にキングレコードの林Pのトークショーは少ハリではあまりない機会ですので、面白い話が聴けるのではないでしょうか~~~!ちなみに、林Pは、少ハリやアニメK、ミスモノクローム等のプロデューサーをなさっている方です。詳しくはこちら 

http://www.humax-cinema.co.jp/cinema/ikebukuro/#shonen-hollywood_an

 

さらに少年ハリウッドを味わうために

 6月22日に、第21回文化庁メディア芸術祭にて新人賞を受賞した、TVアニメ「舟を編む」についてのトークショーがありました。出演者は、原作者の三浦しをん先生・監督の黒柳トシマサさん・キャラクターデザインの青山浩行さんです。とても丁寧でとても面白いからアニメ舟を編むもよろしくね。

 何故、少年ハリウッドのエントリーで舟を編むの話を出したかというと、アニメ制作会社が2作品ともゼクシズであり、2作品とも監督が黒柳監督だからです。

 

 トークショーの感想は、いつか書き上げるとして、トークショーの後半に登壇者の皆様に質問ができる時間があり、そこで黒柳監督に質問させていただき、貴重なお話が聴けました。そちらを少年ハリウッドが好きな皆様に参考程度に知っていただきたい!勿論アニメ舟を編むがお好きな皆様にも。

 ただ、注意として、監督から聞いたお話を自分のメモと記憶を介してここに書いているということを、ご理解ください。

 

 自分の黒柳監督への質問は、「監督の携わってきた作品の背景美術が、自分たちの日常と地続きに感じられて好きです。背景美術の監督のこだわりが知りたいです」みたいな内容です。

 

監督からのお話は、ここから箇条書きで書いていきます。

・美術スタッフは前からずっと同じなので、任せられる

・自身の絵コンテの特徴としてあるのは、キャラクターだけでなく画面全体で表現するということ

・そのキャラクター独自の悩み(例えば舟を編むだと、主人公馬締の香具矢への恋心)の場面だと、キャラクターの顔をアップにする

・一方、視聴者が共感できるようなキャラクターの心情の場合は、画面をひき、キャラクターを小さくかく。世界全体でかく。共感してもらうためには、そのキャラクターの世界が、自分たちの世界でなくてはならない。自分たちのいる世界と違うと感じるものだと、キャラクターのいる世界に感情移入しづらくなってしまう

・視聴者が共感できる背景にするにはどこまでかきこむかといったラインをひく、といったことを、美術スタッフとしている。視聴者の視点がキャラクターを見ている場合は、背景がぼやける、そういったことを含めて画面で表現している。そういったところが、地続きであると感じてもらえたのでないか

 

 といったお話でした。とても興味深いお話でしたので、ニュアンスだけでも感じ取っていただければ…

 

 ちなみに、少年ハリウッドの黒柳監督の絵コンテ演出回は、1期が第1話「僕たちの自意識」、第13話「僕たちは、永遠に生まれなおせる」で、2期が第26話「HOLLY STAGE FOR YOU」です。監督のお話をふまえて、オールナイト上映に臨むと、新たな発見があるかもしれません。

 

そこ☆あに458でも黒柳監督が、25:50~から背景美術のお話をなさっているので、こちらも合わせてどうぞ!

sokoani.com